エレクトロニクス製品
印刷技術がエレクトロニクスの世界で花開いた最初の製品、シャドウマスクのつくり方は、原図を縮写して原版をつくります。
そこからは金属腐食技術の活躍する番です。
原版から複製したポジフィルムをレジスト膜を塗ったシャドウマスク用鋼板の表と裏、両面に密着させて両側から光を当てる。
穴になる部分は光が当たらないので固まらず、その周辺部はレジストが感光して固まる。
レジストを除去してこれに腐食液をかけると、穴の部分だけが腐食して溶けていきます。
さらに両面から腐食を進めていくと、ついには両面からのくぼみが貫通してシャドウマスクができるのです。
シャドウマスクの穴の断面を見ると、機械的に開けたのではないので直線的でなく、鋼板の表面よりも、貫通している穴の中の方の直径の方が小さくなっています。
しかも、表と裏からのくぼみが進んで鋼板の真ん中に穴が開いているのではありません。
ミクロン単位の微妙な違いだが、表側の方が深くくぼんだ形になっています。
電子ビームが蛍光板に当たった時に、光が拡散して乱反射しないようにするための工夫です。
さらに40万個もの穴がきちんと正確に並んでいることが求められます。
また、リサイクルトナーも技術向上の産物です。