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2010年10月 アーカイブ

ドライビング・ポジションとシート 2

2ドア車では、後席への出入りのたびごとに助手席側のシートを前後させますが、かつてはいちいち調節位置をやり直さなければなりませんでした。


しかし、最近では.メモリー付きウォークイン機構といって、シート・スライドやバックレストの調節位置を機械的に記憶しておくものさえ作られています。


最近ではショーのモデルのように、前席のシートが回転自在となって、乗り降りにはより楽になり、ワゴン車では向かい合わせシートすら作る時代が始まっているのです。


なおシート・ベルトについては、伸び縮みが自由でありながら、いざというときには自動的にロックされるものが普及し、極めて使い心地がよくなりました。


これを一歩進めてシート・ベルトの着用をドライバーにうながすアイディアがいろいろと試みられています。


まずワーニング・ランプはどの車にもあります。


マイコンの合成音声で着用をすすめたり、ドライバー・シートに座り、イグニッション・スイッチを入れると自動的にシート・ベルトがドライバーの眼の前に出てくるものも作られています。


しかし、モーター・ドライブ式の自動装着ベルトは強制的すぎてきらわれていますね。

ベンチレーターとエアコン・システム

かつて1960年ごろには、同一モデルにはスタンダードとデラックスの2つしかグレードがありませんでした。


そして、スタンダード・モデルとは、走るために必要にして十分な最小限度の装備品しか用意されていなかったものです。


例えばシート・バックのリクライニングやヒーターはもちろんラジオや時計もついていないのが当たり前でした。


なかにはフロア・マヅトすら外したオリジナルというモデルさえ作られたほどです。


したがって、中古車の広告に「RH付き」とあるのはラジオとヒーターがついたものであり、スタンダード・モデルにこれらをつけたものをセミ・デラックスといっていました。


現在でも、価格が安いことで人気の高い軽自動車のライト・バンにはこの例があります。


それでもラジオや時計がないだけであり、少なくともヒーターのないモデルはありません。


これはひとつには、前ドア・ガラスにベンチレーション用の三角窓がなくなったり、自然換気のための外気導入用の開閉式大型ベンチレーターがなくなったことなどの理由もあります。


どの車種でも必ずベンチレーション用の電動ファンがあり、空冷エンジンがなくなったことを含めて、必ず温水ヒーターが取り付けられたといういきさつもあります。

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